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2012 AUTOBACS SUPER GT 第8戦 SUPER GT MOTEGI GT 250km
87号車
JLOC ランボルギーニ GT3
開催日程
2012年10月27日(土) 公式予選
2012年10月28日(日) 決勝
会場:ツインリンクもてぎ(4.801379km)
天候:予選/晴れ、決勝/雨
気温:15℃(14:00時点)
路面温度:18℃(14:00時点)
決勝レース:53周
コースコンディション:ウエット
観客:2万7000人(主催者発表)
予選3番手
決勝2位
チームJLOC http://www.jloc-net.com/index.html
SUPERGT http://supergt.net/jp/
土曜日
公式練習:5番手
オートポリス戦の前に行われた事前テストにはトラブルの修復にあたっていたため、87号車は不参加でしたが、88号車が参加してデータを取っていて、それを参考にしながら、今までもっとも良かった状態へ戻す形でこのレースをスタートしました。
セッション中にはフィーリングが良いのにタイムが出ない最近の問題を理解することが出来たし、良いところを拾い集めての車造りを、予選に向けてしっかりと確認することが出来ました。
タイヤ選択に関しては、リヤに関しては決勝雨の予報ということもあり2台ともソフト傾向を選択しましたが、無交換ももちろん視野に入れていました。
ランボルギーニはタイヤに優しいので、ドライでもレインでも無交換作戦も可能との予想でした。
予選:3番手
Q1
僕がアタック。タイヤの温まらない1周だけでQ2に残ることが出来た。
Q2
山内選手がアタック、良いタイムを計測して、3番手タイムでQ3に残りました。
Q3
僕が担当、アタック1周目で2番手タイムを記録。
タイヤを冷やし、もう一周アタックして、タイムを上げる予定だったが、思うように上がらず、チームからPIT inの無線が入る。
順位は3番手。
自分の感覚ではタイムを上げられたはずだったので、なぜ上がらなかったのか...終わってからエンジニアと確認しました。
日曜日
フリー走行:4番手
ガソリンを積んだ状態でも車は悪くなく、終始好調を維持していたが、セッティングでピーキーな部分は問題を解決して終えた。
決勝:2位
レーススタート前に完全にレインコンディションとなる。
ここ3戦、ドライバー交代目前でリタイヤとなり、僕は残念ながら走行できなかったので、今回は僕がスタートを担当することになった。
今回、予選に関しては僕の走り方を車の特性に合わせて走るように心掛けたのがよかったし、雨の中でもそれをうまくこなせる様に意識した。
とはいえ浅溝レインタイヤでのレースは僕は今年殆どしていないので、ウォームアップラップでは念入りに車の確認することに集中していた。
スタートしてからは予想通りチャンピオン争いをしている前2台のポルシェの様子を伺いながらの展開になった。
PITインのタイミングで後半に勝負と思いましたがトップの車両のタイヤコンディションがこの日の路面コンディションと合わないようで、ペースが落ちたのでトップと2番手が入れ替わる。
僕も早めにパスし2番手となった。
そしてトップのエンドレスポルシェを4〜5秒で追う展開になった。
コンマ5速く走るより、その時水が少なくなった路面ではタイヤをいたわるほうが後半に向けて重要だったし、ガソリン満タンスタートだったので、燃費の計算上FIA−GT3勢ではほぼイーブンという読みから無理はしなかった。
ちょうど半分を消化するあたりにPIT in。
トップから2秒程度の位置で入ったが、多少マージンを持った部分があり給油には時間が掛かった。
そしてその後は、山内選手に託すだけだった。
交代直後88号車に迫られる場面もあったが、最後はトラフィックにも助けられて逆にトップに迫る。
パスすることまでは叶わなかったが2位のベストリザルトでゴールでした。
88は最後まで後続と競いきっちり守りきっての3位。
ダブルで表彰台です。
速さが噛合うように自分とチームを信じて諦めずにきて良かったし、誰のせいでもないトラブルで今季表彰台のチャンスを何度か失っていたので、チーム全員の苦労が最後に報われたのは嬉しい。
アベック表彰台なんて、本当に夢のようでした。
チームオーナー御夫妻、スポンサー様、ヨコハマタイヤ様、チームスタッフ全員にお礼を言いたいし、山内選手には持ち前の速さにプラス、内面の成長もこのレースで感じました。
僕自身もまだまだ足りない何かを学びそして成長することが出来たと思います。
沢山の方々のご支援のお蔭で、レースに全力を傾けるプロセスを楽しみ、そして頑張る事が出来たと思います。
本当にどうもありがとうございました。
JAF戦もがんばります。
今後とも、どうか応援よろしくお願い申し上げます。