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2014 AUTOBACS SUPER GT 第7戦 BURIRAM UNITED SUPER GT RACE
86号車
JLOC クリスタルクロコランボルギーニGT3
開催日程
2014年10月4日(土) 公式予選
2014年10月5日(日) 決勝
会場:チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554km)
天候:予選/晴れ、決勝/晴れ
気温:30℃(15:00時点)
路面温度:51℃(15:00時点)
コースコンディション:ドライ
観客:7万5168人(主催者発表)
予選21位
決勝22位
チームJLOC http://www.jloc-net.com/index.html
SUPERGT http://supergt.net/jp/
10月5日(日)、タイのブリーラムに新設された「チャーン・インターナショナル・サーキット」において、 2014 オートバックス SUPER GT第7戦「BURIRAM UNITED SUPER GT RACE」の決勝レースが行われました。
ここ何年もGTの海外戦はマレーシアで行われておりましたが、今年からタイへ変更となりました。
誰もが初めてのサーキットですが、山西も細川も新しいトライには自信をもっていますから楽しみなレースとなりました。
チームメイトの織戸選手の130R YOKOHAMAのシミュレーターでコースの練習をさせていただきしっかり準備して望みました。
このレースはシリーズ最終戦から2つ目、のレースということで、ウエイトハンデが全車半分となっている。
僕らのウエイトも減るが、もともとBOPで有利な車両も速さを取り戻して望むレースにもなっている。
金曜日
特別走行が設けられ、初めてのコースということで、1ドライブ毎にドライバーを変えて走りました。
いかに早くサーキットに車を合わせるかということではかなり成功して、初日を4番手で終えました。
トップ差はあまりなく、手応えもかなりありました。
土曜日
しかし土曜日の朝に突然とんでもなく悪いニュースが。。
なんと初日金曜日夜にエンジンが掛からなくなってしまい、電気系統を徹夜で修理中だと。
ドライバーにとってはどうしようもない部分なので、メカニックさんの邪魔にならないようにするだけ、そして走れないストレスとの戦いになりました。
午前中の走行は2時間丸まる走れず、他の車の走行をただ見ているだけとなりました。
予選:21位 1.36.486
チームが必死で予選に間に合わせて修復してくれてなんとかエンジンがかかり、予選はQ1で細川選手が担当しましたが、3周したところでトラブルが再発してPITイン。
車の調子も確認するのが困難でしたが路面の変化でオーバーステアが出たようでした。
僕に関しては1周も出来ないまま一日を終えて、なんとか日曜日には走る事が出来ると信じて意識を高く保つように努めるだけだった。
日曜日
この日は朝からインジケーターの表示がなく、シフトタイミングもエンジン回転も何もでない状況でした。
それでも公式練習で、僕がトップ差の少ない7番手のタイムを出せた。
7号車のBMWはBOPで有利でとてもスピードがある車、それでも少し離れる程度で付いていく事が出来たから僕自身の決勝に向けての方向性はしっかりと確認出来た。
サーキットサファリの時間に細川選手も車を確認してもらいました。
決勝:22位 ベストラップ:1.36.601
スタートは細川選手が担当。
朝の公式練習ではエンジン回転を下げる方向でエンジンエンジニアが調整していたが、
レースへ向けては、逆にドライビングのロスを減らし自然に走れるようにアジャスト。回転を通常に戻した。
序盤はペースが良く順位を上げていたため、当初ミニマムでドライバー交代する予定を少し遅らせて、モニターを見ていたその瞬間、トラブルが再発してしまいコース上でストップしてしまった。。
僕自身は長めのセカンドスティント走るつもりで、覚悟を決めてヘルメットも被って準備していたし、なんともいえない気持ちでした。車に速さがあり、手応えを感じていたから余計裏切られた様な精神的ショックはありました。
しかし前を向いて進むしかない。これを受け止める事が出来ればもっともっと先に進めるはずだと思っています。
今年のSuperGTの全体的な特徴として、GT500の車両とGT300にはストレートの差があまりなく、ブレーキングからコーナリングでは車の重さも影響して、思った以上の差がある。
これは元来ストレートでパスさせる、パスできる良いバランスが崩れていると言える。
ラインが一本しかない特殊なコース環境では尚更だ。
譲れないタイミングで入れさせられない、入らないといけない、両クラスの矛盾が交差しているわけだから、GTAには元来の良いバランスへの調整を検討して欲しいと個人的な意見として、思います。
次戦はいよいよ最終戦、もてぎです。
ここへ来て、あっという間の最終戦で、かなり戸惑いますが、JAF戦もないしね。
最終戦のノーウエイトのレースではBOP有利な車が前に来るのは必至ですが、86号車チームが持ち前の団結力を発揮し再び表彰台を目標に全力で頑張りますので、変わらず応援、どうぞ宜しく御願い致します。